NSXで できること

さて、NSXでできることをまとめていきましょう。

NSXにはEdge Service Gatewayと呼ばれる仮想アプライアンスで実現する機能と、

ESXiのカーネル上で実現する機能の2つに分かれます。

まずはカーネル上で実現する機能について

  1. VXLANを使った論理スイッチング
    分散仮想スイッチ上のポートグループとしてVXLANを切ることができるのですが、手軽にGUI上で仮想マシンを繋いだり、付け替えたりすることができます。
    もちろん追加も削除も簡単にできます。
  2. 分散論理ルータ
    カーネル上にルーティング機能をもたせることで、ルーティング機能をもたせることができます。仮想マシンに近いところでルーティングを行うことができるので、論理スイッチングと組み合わせてトラフィックのヘアピニングを防ぐこともできます。
  3. 分散ファイアウォール
    いわゆるマイクロセグメンテーションを実現する機能となります。
    カーネル上でファイアウォールが機能することで仮想マシンごとに細やかなセキュリティ耐性を敷くことができます。
    仮想マシンごと、だけでなくホストごとだったりIPアドレスでの指定なんかも可能です)
    分散ファイアウォールを敷くことでヘアピニングを防ぐことも実はできたりシます。これまでのインフラは必ずFWを通るか、もしくは通らずにセキュリティを犠牲にする設計になっている構成が大半だと思われますが、分散ファイアウォールを使うことでセキュリティを犠牲にせず、なおかつ通信経路を最適化(最短化)することができます。

次に、Edgeで実現する機能となります

  1. ルーティング機能
  2. ブリッジ機能
  3. VPN機能
  4. NAT機能
  5. ファイアウォール機能
  6. DHCPサーバ機能
  7. ロードバランサ機能

各機能についての詳細を書いていくとちょっとあれなので、個別に書いていくこととしてます。。。どんだけかかるんだー。NSXは奥が深い。

以上。

NSXの設定について part1 マネージャデプロイ編

仮想化の道でしばらく飯を食っていくこととなり、

ITのずぶの素人だった私がセールスエンジニアとして成長していくために

 

  1. 一回詰まったことを忘れないために
  2. より成長するために
  3. 自分の成果を確認するために

備忘録を書いていくこととする。

 

さて、今回構築した環境だが、NSXの初期設定を行った。

 

NSXの概要については下記の記事を参考にしてください。

www.networld.co.jp

 

メリット

>N/Wの払い出しが迅速化

VLANを切っては壊し、切っては壊し、みたいなことが要らなくなる。

1つのでかいVLANを作ってあげれば、仮想マシンどうしの通信するための

セグメントをささっと整備してあげることが可能

 

>H/Wコストの抑制

今までは某C社のでっかいデータセンタ用の馬鹿に高いスイッチが必要になっていたし、FWもF5、ジュニパーやらとにかく高いのを買う必要があったけど、

NSXを導入すればH/Wコストが安く付く。まぁその分VMwareのライセンスが必要になるんですけどね。

 

>マイクロセグメンテーション

ソフトウェアで簡単にFWを構築することが可能。なので仮想マシン同士の通信をよりセキュアにすることが可能。

 

デメリット:

>実際にはH/Wがまだまだ必要

L2スイッチやルータは必要になります。

要件によって性能の高いFWが必要になる場所は、専業ベンダーさんのをきちんと使いましょう。

 

>結局ライセンスの件があるので、コスト効果はないこともある

コストってもんは結局SIer様が決めていく部分が多いです

(もちろんお客様の予算でも決まります)

なので、ある程度決められたパイをSIerとベンダーで取り合っていくことになります。

なので、コストが絶対に低くなるっていう謳い文句はベンダーの言い分ですので

そこはあらかじめご承知ください。H/Wコストについては確実に下がるって行っていいぐらいさがる・・・と思いたい。アホみたいな値引きをしなければ。

 

さて、本題に戻りますが、NSX環境を構築する際には、

・vSphere環境

が前提になります。

今回構築した環境はNSX for vSphereの環境です。

マルチハイパーバイザを実現するNSX-Tという製品もありますが、

こちらについてはとりあえず置いておくこととします。

 

NSX環境を構築する際は

ovf形式のファイルをVMware社のmy VMwareから落としてくる必要があります。

落としたファイルはvCenter 上で展開を行えば、無事NSX mgrが出来上がるわけです。

 

NSX mgr の設定の際に必要になるものとして、

DNSサーバ(順引き、逆引き両方)

・NTPサーバ

・最低1つのクラスタ(ホスト1台のクラスタでもOKはOKです)

が必要になります

 

まぁ大体VMware製品の基本的なあれでつまるときは大体

DNS もしくは NTP が原因です。

僕自信もDNSでつまづきました。

 

設定自体は先輩がやっていたのですが、ESXiのDNS設定がまさかのESXiになっていたせいで、デプロイに成功するもののVIBがインストールできないという事件が起きました。

※VIB = VMware Infrastructure Bundle ESXiにおけるカーネルモジュールみたいなもんです。ようはドライバの塊です。

まぁそんなこんなで環境構築が終了したので明日からようやく検証に移れます。

 

検証内容はOperationとNSXの混在環境でどこまでNSXの性能を見れるか、という感じのものです。

 

今日のどんづまり箇所

 

「ESXiのDNS設定」

 

以上。

 

はじめに

さて、なんとなくブログを書き始める事になったがわけだが、基本的には備忘録を書いておくこととする。

 

・仕事関係でつまったことを書いていく

(備忘録として)

・ゲームでやりたいこと書いておく

 

他にも気が向いたらまた空想でも綴ってどっかにまとめて応募したいなぁと思う年ごろ。