NSXの設定について part1 マネージャデプロイ編
仮想化の道でしばらく飯を食っていくこととなり、
ITのずぶの素人だった私がセールスエンジニアとして成長していくために
- 一回詰まったことを忘れないために
- より成長するために
- 自分の成果を確認するために
備忘録を書いていくこととする。
さて、今回構築した環境だが、NSXの初期設定を行った。
NSXの概要については下記の記事を参考にしてください。
メリット
>N/Wの払い出しが迅速化
VLANを切っては壊し、切っては壊し、みたいなことが要らなくなる。
1つのでかいVLANを作ってあげれば、仮想マシンどうしの通信するための
セグメントをささっと整備してあげることが可能
>H/Wコストの抑制
今までは某C社のでっかいデータセンタ用の馬鹿に高いスイッチが必要になっていたし、FWもF5、ジュニパーやらとにかく高いのを買う必要があったけど、
NSXを導入すればH/Wコストが安く付く。まぁその分VMwareのライセンスが必要になるんですけどね。
>マイクロセグメンテーション
ソフトウェアで簡単にFWを構築することが可能。なので仮想マシン同士の通信をよりセキュアにすることが可能。
デメリット:
>実際にはH/Wがまだまだ必要
L2スイッチやルータは必要になります。
要件によって性能の高いFWが必要になる場所は、専業ベンダーさんのをきちんと使いましょう。
>結局ライセンスの件があるので、コスト効果はないこともある
コストってもんは結局SIer様が決めていく部分が多いです
(もちろんお客様の予算でも決まります)
なので、ある程度決められたパイをSIerとベンダーで取り合っていくことになります。
なので、コストが絶対に低くなるっていう謳い文句はベンダーの言い分ですので
そこはあらかじめご承知ください。H/Wコストについては確実に下がるって行っていいぐらいさがる・・・と思いたい。アホみたいな値引きをしなければ。
さて、本題に戻りますが、NSX環境を構築する際には、
・vSphere環境
が前提になります。
今回構築した環境はNSX for vSphereの環境です。
マルチハイパーバイザを実現するNSX-Tという製品もありますが、
こちらについてはとりあえず置いておくこととします。
NSX環境を構築する際は
ovf形式のファイルをVMware社のmy VMwareから落としてくる必要があります。
落としたファイルはvCenter 上で展開を行えば、無事NSX mgrが出来上がるわけです。
NSX mgr の設定の際に必要になるものとして、
・DNSサーバ(順引き、逆引き両方)
・NTPサーバ
・最低1つのクラスタ(ホスト1台のクラスタでもOKはOKです)
が必要になります
まぁ大体VMware製品の基本的なあれでつまるときは大体
DNS もしくは NTP が原因です。
僕自信もDNSでつまづきました。
設定自体は先輩がやっていたのですが、ESXiのDNS設定がまさかのESXiになっていたせいで、デプロイに成功するもののVIBがインストールできないという事件が起きました。
※VIB = VMware Infrastructure Bundle ESXiにおけるカーネルモジュールみたいなもんです。ようはドライバの塊です。
まぁそんなこんなで環境構築が終了したので明日からようやく検証に移れます。
検証内容はOperationとNSXの混在環境でどこまでNSXの性能を見れるか、という感じのものです。
今日のどんづまり箇所
「ESXiのDNS設定」
以上。